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Act.V『2月14日』5
 

「やっ!ちょ…何ッ…?!」

その体勢の恥ずかしさに赤木は顔を赤らめ逃れようとするも腰をしっかりと掴まれてしまいそれは叶わなかった。為す術が無い彼を追い詰める様に市川は秘部へと舌を這わせる。

「ひっ、やぁ…あッ…!」

生暖かいざりざりとした感触に少年から喘ぎが漏れた。にゅるりと内部に舌を差し込めば、異物を拒絶するように入口はその舌を締め付ける。

(苦いな…)

味覚へと纏わり付くチョコレートの残骸…。舌を動かす度にぐちゅりと淫音が鳴り彼の中は蠢き快感に震えた。
閉じた入口を無理矢理に押し広げ唾液を塗り込み解してゆけばそこは伸縮を始め、内部で溶けた洋菓子をとろりと溢れさせて行く。

「いち、かわさっ…それ…い、やだッぁ」

ひくひくと狼を誘う秘部とは裏腹に狐は嫌だ嫌だと横に首を振った。しかし、解放などされる訳も無く彼はその身体に更なる快楽を重ねてゆく。
じゅるりと音を立てて中を啜れば、赤木の身体がびくりと大きく跳ねた。

「ひッあ、あぁっ!」

あまりの刺激。焦らされた身体が堪えられる訳も無く、体内で煮立っていた熱は白濁の液として体外に排出された。

「ここでイッたか…」
口を離してクク…と笑い、双丘を撫でれば情欲に犯された身体がびくりと跳ねた。過敏な反応に気分を良くした市川はまだ幼さの残る柔肌を撫で回す。通常ならば軽微な刺激だが余韻と媚薬に毒された赤木の身体は我慢する事も出来ずに快楽への反応を示した。

「あ…ぁッ……市川、さ…」
「…赤木……」

淫らな赤木の様子に己の限界を感じた市川は自らの昂ぶりを取り出し彼の入口へと押し付ける。己のぬめりと彼のぬめりが混じる感覚。互いに激しく興奮した。

「ん、ンぅ…う、ぁ、は」

グッ…と腰を進めれば、赤木が苦しげに甘い息を漏らした。入口は精一杯に広がり、市川の陰茎を飲み込んでいく。汚らしい水音が鳴り結合部の微々たる隙間からチョコレートが溢れた。

「ふぁ、あ…ぁあッ…」

ぎゅう、とシーツを握り締め狐は圧迫感に耐える。中は市川を喜んで蠢き締め付けて彼を逃そうとしない。最奥が市川の精を求めていた。その望みと挿入の刺激によって赤木の性器もまた、その身を擡げる。

「はッ…ぁ、う…ん」
「っ…そんなに締め付けてくれるな…出ちまうだろうが…」

言葉の通り暴発しかける。だが、それでは面白くない。己の精を喰らわせてやるのだ。もっと中を擦り上げて快楽に溺れる彼を視なければ釣り合わぬ。

 

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あきゅろす。
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