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Act.V『2月14日』4
 

「ひぁ、あっや…中、ごりごり、する…ッ」

無理矢理に飲み込まされた媚薬入りのチョコレートが中を擦っているのだろう。その快感によって内部が蠢き内壁が擦れ更なる快楽を得る悪循環。赤木は苦しげに息を漏らした。

「ふ、ぅ…あ、あぁっ…」
「どうだ…お前が盛った薬の味は…」

チョコレートに混ぜ込まれた薬は熱によってそれらと共に溶け出す。腸はすぐさまにそれを吸収し、その効能を全身へと巡らせた。尾は快楽に毒されくたりとしている。

「ぁ…やッ…駄目…!」

抵抗する事も出来ずに入り口を広げられれば溶けたチョコレートが少量漏れ、彼の白い腿を伝っていった。その光景は淫靡な事極まり無い…。びくびくと身体を痙攣させる赤木の様子に思わず笑いが漏れる。

「…大分解れたか…」

つぷりと、中指が挿入した。内部のチョコレートが押し出されどろりと溢れ伝う。ほのかに香る洋菓子の匂いが鼻腔を擽った。

「手前ん中の熱でどろどろに溶けちまったようだな」

ぐるりと掻き混ぜられれば赤木は嬌声を上げ、性器の先端に透明な滴を溜めた。それはぽたりぽたりと垂れて、白いシーツに幾つもの染みを作る。
ぐちゅぐちゅという卑猥な水音が彼の嬌声と共に響いていた。市川は赤木の上へと覆い被さり二本に増やした指を巧みに動かし更なる快感を彼に与えていた。

「ふッぅ、ゃ…あぁっ」

散々に焦らされた赤木は腕に力を込める事も出来ずにシーツへと顔を埋める。突き上げられた腰はあまりに大きい快楽に切なげに揺れた。
その様子に鼻で笑うとチョコレートに塗れてしまった指を内部から抜き、それを徐に彼の口へと運ぶ。抵抗させる隙も与えない。咥内に無理矢理納めれば彼はぐぐもった呻きを上げ苦しげに眉を寄せた。

「んっ、んふぅ…ッ」
「手前ん中で汚れたんだ…手前が綺麗にするのが道理ってもんだろう?」

咥内に溶けるその苦さが口に合わず吐き出したい欲求に駆られた赤木だが、それが許される訳もなくにただひたすら苦味を帯びた指を舐め続ける。

茶が失せた白い肌はそれの代わりに唾液に塗れ、ぬらぬらと怪しげに輝いた。

「苦…」
「不味くはないがな」

小さく笑い声を漏らした市川は不意に少年の腰を引き寄せる。突然の事に驚き彼は目を丸くしたが快感に震える手足で抵抗が出来ず、盲人の眼前へと秘部を晒す形になった。

 

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あきゅろす。
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