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JG

「旦那はさ、記念日を大切には……しないよな、やっぱり」
ガイの言葉に、ジェイドは僅かに目を細める。
その表情にガイは「あ、やばいな。呆れられたかな」と内心慌てる。
「急に何を言い出すんです」
「あー、いや、別になんでもない。あ、そういえば、陛下が先日」
慌てて話をそらそうとするガイの腕をジェイドが掴んで、再度問いかける。
「なんでもあるから、貴方は私に尋ねたのでしょう」
その腕の熱さに、自分をきつく見据える眼差しの強さに、ガイはくらりとする。
ああ、もうな、なんでだろうな。とガイは内心盛大な溜息をつく。
ジェイドに触れられただけで、見つめられただけで、こんなに心臓が激しく鼓動をうち、顔が熱くなっていく。
もっともっと恥ずかしい事など沢山してきているのに、付き合い始めの初々しい戸惑いが自分の中にいつまでも存在している。
「お、俺達が付き合い始めて、その、今日で一年になるから、あー、えーと、良かったらこのまま一緒にいられないか、って思ってさ」
ジェイドはもっと大人でスマートな付き合いをしてきているはずだ。こんな十代のカップルのような記念日を重視して祝いあうような事望んでいないはずだ。
重々承知なのだが、それでも今日はこのまま一緒に居たいなあ、と願ってしまう。
こわごわとジェイドの表情を窺うと、そこには柔らかく、邪気を一切感じさせない笑顔をみせている。
驚いて、ガイは数度目を瞬かせる。
「忘れているのかと思ってましたよ。漸く切り出したかと思えば、勝手にその気はないと判断され打ち捨てられそうになるし」
「え…覚えてたのか」
「当たり前でしょう」
腕を掴んでいた手は、今はガイの頬をゆるりと撫ぜている。
ガイは自覚する。きっと俺は今、幸せに緩みきった顔をしているに違いない、と。
だって、目の前のジェイドがあまりに幸せそうに笑うから。




恐れ多くも村瀬が書いた続きJGへ
(裏要素あり)

2010/09/20に当サイトが2歳を迎えた日に猫パンチさんから頂きましたー^^
そんなっ…とても勢いで書いたとは思えない甘々なJGですよ!(はぁはぁ
ちくしょージェイドがいい男すぎる!

そして恐れ多くもその素敵な文の続きというか…こちらは私が勢いで書いた小話です。
続きとはあまり言えないような文で猫パンチさんには申し訳ないのですが、受け取ってくれてありがとうございます!


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