小説
3
それから数分して宍戸は椅子に座ったまま大きく伸びをした
「あ〜悪かったな呼び出したのに待たせちまって」
「いえ、大変ですね先生も」
「まぁな、だが楽しいもんだぜ 生徒は可愛いしな」
「ふふっ・・宍戸先生らしいですね」
「ばかにしてんのか?あっ鳳コーヒー飲むか?」
「えっいいんですか」
勿論あまり好ましいとはいえないだろうが待たせちまったからなと宍戸は笑った
宍戸の笑顔は太陽のように眩しいそう鳳は思った
「ほれ、ミルクと砂糖いるか?」
「じゃぁひとつずつお願いします」
「わかった えっと砂糖はどこいった あったあった砂糖とミルクひとつずつな」
コーヒーの入ったカップを渡しながら鳳の隣に宍戸が座る
「ほら飲めよ冷めちまうぜ」
コーヒーを飲むように促し自分も一口飲む
そしてコーヒーに口をつける鳳をじっと見つめる
「あの・・宍戸先生 俺なんで呼びされたんですかね 」
焦れったくなって宍戸に問う
正直 この場にいることが心地よくはないのだ
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